翻訳と辞書
Words near each other
・ なつメロリクエスト・電話でこんばんは!
・ なつメロ・ヒット・フェスティバル
・ なつ印法
・ なつ姉
・ なでksジャパン
・ なでこミラー
・ なでこメドゥーサ
・ なでしこ
・ なでしこ (いぬかみっ!)
・ なでしこ (アダルトビデオ)
なでしこ (グリム童話)
・ なでしこ (プログラミング言語)
・ なでしこ3on3
・ なでしこアクション
・ なでしこキャブ
・ なでしこグルメ旅
・ なでしこシュート
・ なでしこシュート!
・ なでしこジャパン
・ なでしこスーパーカップ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

なでしこ (グリム童話) : ミニ英和和英辞書
なでしこ (グリム童話)[はなし]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わらべ]
 【名詞】 1. child 
童話 : [どうわ]
 【名詞】 1. fairy-tale 
: [はなし]
  1. (io) (n) talk 2. speech 3. chat 4. story 5. conversation 

なでしこ (グリム童話) : ウィキペディア日本語版
なでしこ (グリム童話)[はなし]
なでしこ』(''Die Nelke'')は、『グリム童話』に収録されている童話の一編(KHM76)。二話あり、第二話は第七版までには削除される。
第一話と第二話は、物語の大筋は共通しているが細部の設定が異なる。
人間を何でも別の物体に変える力を持った王子が、女の子なでしこの花に変えて、ポケットに入れて持ち帰り、王様の前で元に戻して結婚するというのが共通のプロットである。

物語の題名になっている「なでしこ」とは本当の花のことではなく、人間の女の子が姿を変えられたもの。
〔第一話の女の子は王子の力で創造された存在のため、厳密には普通の人間とは異なる。一方、第二話の女の子(リーゼ)は、生粋の人間として生まれ育った普通の娘。〕
各話の詳細は下記を参照。
== あらすじ ==

=== 第一話 ===
あるところに、子供のいないお妃がいた。お妃は子どもが授かりますようにと毎日神様にお願いしていると、神様の遣いが現れ「何でも願いがかなう力を持った男の子を授かりますよ」と告げた。やがてお告げの通り、お妃に男の子が産まれた。
ある日、庭で王子とお妃が寝ていると、料理番がやってきて、王子を盗んでいった。そして王様に、お妃が王子を獣に取られたと訴えた。王様は腹を立て、お妃を塔に閉じ込めてしまった。お妃は食べ物もなく死ぬのを待つばかりだったが、神様が天使を白い鳩の姿で遣わして食べ物を運んでくれた。
王子が口を利けるくらいに成長すると、料理番は王子に立派な御殿を願わせた。すると王子の願いどおりの御殿が現れた。さらに遊び相手の美しい女の子を願わせると、どんな画家でも描けないほどの美しい女の子が現れた。王子と女の子は仲良くなったが、料理番は王子が本当の両親のところに帰りたがることを怖れ、女の子に王子を殺すように命令し、さもなくば女の子の命はないと脅した。しかし女の子は王子を殺さず鹿の心臓と舌をさらに乗せ、ベッドに王子を隠した。料理番がやってくると、王子がベッドから出てきて、料理番を黒犬にしてしまった。
王子は両親のいる城へ戻ることにした。女の子は見知らぬ土地に行くのを不安がり、一緒に行くのを断った。しかしそれは女の子の本心ではなく、本当は女の子は王子と離れたくないと思っており、王子も女の子と離れたくなかった。お互いに離れられないので、王子は女の子がなでしこの花に変わるように願い、その花を肌身離さず持っていることにした。王子はなでしこの花をポケットに入れ、黒犬を連れて旅に出た。
やがて城にたどりついた王子は、狩人を装って王様に奉公することになった。翌日、王子はパーティーの最中に「私はお妃の息子です。私を攫ったのはこの男です」と、王様の前に黒犬を連れてきて、元の料理番に戻した。料理番は牢屋に放り込まれた。
王子は、命を懸けて自分を助けてくれた女の子を王様に紹介することにした。王子は「まずはその女の子を花の姿でお見せします」と言ってポケットからなでしこの花を取り出し、王様の食卓の上に立てかけた。その花は今まで王様が見たこともないほど美しいなでしこだった。続いて「彼女の本当の姿をお見せします」と言い、なでしこの花が元の女の子に戻るようにと願うと、そこにあらわれたのは女の子の立ち姿で、その美しさはどんな画家でも描けないほどであった。王様は喜びお妃は塔から出されたが、三日の後に亡くなり、その悲しみで王様も亡くなった。
王子は花の形にしてポケットに入れてきた女の子をお嫁にして、幸せに暮らした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「なでしこ (グリム童話)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.